維達主席致辭丨李朝旺

2020年はVinda創業35周年を記念する年でした。それは35年間の業界への献身の証であり、製品をイノベーションおよび職人の精神をもって開発し、Vindaブランドを誠実性に基づいて築き上げてきたことで、結果的に、業界内で最も尊敬を集める企業となりました。今年、私たちは前例のない世界的なパンデミック(感染症大流行)に対処しなくてはならず、このことが世界各地の経済の停頓と、縮小すら引き起こしました。これに加えて、多数の国々の間の緊張が高まった状態で維持され、これらの要因の両方が、ビジネス環境を非常に困難なものにしました。しかしながら、この状況によって、Vindaの絶え間なく続くイノベーションの追求の重要性も強調されました。長年にわたり、高品質基準の維持、ハイエンド市場での最善のポジション獲得、ならびに継続的な製品改善によって、Vindaは順当に家庭用紙製品事業からパーソナルケア事業へと事業を拡大させてきました。我社の地理的事業範囲も一層の広がりを見せ、中国本土から東南アジアおよび北アジア市場へと拡大してきました。  さらに、当グループは現在の新たな小売り時代におけるEコマースチャンネルからから発生したビジネスチャンスを十分に活用してきました。回復力のある商慣行によって支えられている当グループは、市場での有力なポジションを維持し続け、このような複雑で変化し続ける今年の運営環境の中でも安定して利益性を高めました。

同年中、当グループの経営スタッフおよび全従業員は完全に専心し団結して積極的にパンデミックへの対応に当たりました。この目的を達するために、我社は確実に従業員が業務を続行し、安全な方法で生産を遂行できるように努めました。このパンデミックの発生中、サプライヤー、ロジスティクス提供業者および卸業者との長年にわたる良好な関係により当グループは、家庭用紙製品およびその他の衛生製品に対する消費者からの需要急増を満たすため素早く通常稼働に戻ることが出来ました。市場への安定した供給を保証することで、我社は自らの企業としての社会的責任を果たすことに成功しました。

このパンデミック中、消費者のウェットワイプ、キッチンタオルおよびソフトパックティッシュへの需要は、個人の衛生に対する国民意識の高まりと家庭用紙製品の価値上昇傾向によって堅調を維持し続けています。Vindaは常にイノベーションを目指して努力を重ねており、高品質の高級製品の開発および販売に主眼を置いています。  これが、我社のプレミアム製品ポートフォリオへの貢献増加という結果をもたらしました。B2Bティッシュ市場は、新型コロナウィルスに伴うロックダウン措置が多くの国で取られたことにより、大変なプレッシャーに直面しました。しかしながら、徐々にこのパンデミックがより強力にコントロールされつつある今、衛生および防疫措置に対する意識の高まりから、人々がパンデミック前のライフスタイルを想定し始めるにつれて、B2Bティッシュ市場も再び成長傾向に戻ることが予期され、当グループとしても、今後のB2Bティッシュ市場の発展を楽観的に捉えています。

加えて、我社のフェミニン事業が中国本土で堅調に成長が勢いづいています。それを受けて当グループでは我社製品を本土の女性消費者のニーズにより一致するよう製品生産の現地化を行い、その結果我社製品は市場で高く評価されてきました。これはまさに、我社の戦略が成果を上げ始めたという事実の証と言えるでしょう。我社の女性向け衛生製品事業の満足のいく発展は、当グループの全体的な総売り上げ利益増大を支援するだけでなく、将来におけるもうひとつの重要な収入源の役割も果たしてくれます。

失禁ケア製品市場は中国本土全体では、人口の高齢化が進んでいるにもかかわらず、まだ発展の初期段階にあります。中国本土に暮らす65歳以上の人口は、2019年の13%から2050年までには28%と劇的に増加することが予測されています。したがって、失禁ケア製品に対する需要は急激に増加すると予測され、中国本土は本当の有望市場になると思われます。パンデミックが続く中、消費者は失禁ケア製品についての認識の高まりを体験し、これらの製品が医療の最前線に立つ従事者にきわめて重要な補助を提供するという認識を得ました。Vindaは、効果的な消費者教育および社会教育並びに積極的な販売促進活動が、失禁ケア事業の成功に役立つと考えており、私たちは将来の劇的な市場拡大に向けて十分準備を整えています。

これまでの10年間の間に、技術が飛躍的発展を遂げ、販売経路もまた、世界中におけるインターネットの浸透が進んだことで、急速な変化を目の当たりにしています。これが、オンライン購入の人気の高まりと利用拡大につながりました。2020年、パンデミックとの闘いを助長すべく多くの国が検疫措置を講じたため、消費者の実店舗での消費を減少させ、これがEコマースの発展の加速を後押ししました。  パンデミック中、VindaのEコマース事業は、地域のお祭りでのEコマースプロモーションによってもたらされた、新たな事業機会の早期導入者の優位点からの恩恵にあずかりました。例を挙げると、今年の光棍節の期間中、Vindaのオンライン家庭用紙製品の売り上げは8年連続で1位となり、我社のフェミニンケア製品および失禁ケア製品は驚きの成長を遂げました。事実、Vindaの光棍節期間中の総売り上げは過去最高を記録しました。

パンデミック中に消費者の衛生認識が向上したことで、個人用ケア製品の需要はパンデミック終息後も継続すると期待されています。  中国本土での生産拡大計画以外で、Vindaはマレーシアに新たな東南アジア地域本社の設置も完了し、 これによって私たちは個人向けケアセグメントのための生産および研究能力の拡大を継続できるようになります。  これは消費者の我社の製品に対する長期的需要を満たし、当グループの正体的な事業成長を促進します。

事業発展に主眼を置きつつも、当グループは常に社会的責任を果たすことの重要性も認識しています。2020年において、当グループは家庭用紙製品、ウェットワイプ、女性用生理衛生用品、および失禁ケア製品のバッチを複数回、最前線の医療従事者およびその家族に寄付し、パンデミック防止の苦労に直面している中で彼らを支援してきました。

資本市場に関しては、当グループの卓越した事業実績が、2020年の主要な証券取引所の多くにおいて構成銘柄入りを果たすことへとつながりました。これらには、 MSCI グローバル スタンダード指数、MSCI 全中国指数、ハンセン総合指数およびハンセンGBAコンポジット指数などが含まれます。我社の存在が、国際資本市場に認められたことを反映しており、これは我社の株主基盤をさらに拡大させることや株の流動性を増加させることにも役立ちます。

私たちが2021年に向かっていても、家庭用紙製品市場での競争はなくならないでしょう。数々の課題に直面していても、特色のあるブランドイメージおよびポジション、安定した揺るぎない製品の評判、大きな生産能力、広範な販売網および十分に発達したEコマース事業に支えられて、当グループは成長し続けます。さらに私たちは、優位性を生み出し価値を最大化する衛生製品市場においてますます拡大し続ける可能性も探りつつ、費者にバラエティー豊富な高品質製品およびサービスを提供すべく、オンライン販売経路とオフライン販売経路の両方を統合します。2021年は新たな10年間の始まりを告げる年であり、この間に消費パターン、技術応用、衛生認識および生活習慣は急速に向上していきます。  このことから、我社の様な事業はイノベーションを探求し、変化を受容して継続的発展を確実にする必要があります。

取締役会を代表して、我社の経営陣並びにスタッフのメンバーに感謝を述べたいと思います。彼らのプロ意識と献身は困難を極めたこの1年間における我社の成功にとってなくてはならないものでした。また取締役会ではこの場をお借りして、前最高経営責任者のJohann Christoph MICHALSKI氏に、在職期間中の彼のVindaへの貴重な貢献に対し感謝の意を表したいと思います。  彼の最高経営責任者の職務の後継者となったLI Jielin氏は独特の構えで、見事にVindaがより優れたイノベーションと賢明は変化を求めるよう前進させ、今日の市場状況の課題に対応できるようにしてくれました。最終的には、当グループをけん引して新5か年計画の目標達成を果たし、アジア全域において他者をリードする衛生企業になるというビジョンにこれまで以上に近づかせてくれました。

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